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長い連休を休んだはずなのに、仕事始めの朝は体が重く、パソコンを開く前からもう疲れている。休んだのに疲れてる正月明けは、怠けたからではなく、休みの間に「生活のリズム」「人づきあい」「仕事への切り替え」の3つが同時にずれて、戻すのにも力が要るからです。この記事では、正月明け最初の1週間で心を戻す5つの方法を紹介します。
つらさが続くときは、厚生労働省の相談窓口案内「まもろうよこころ」も参考にしてください。
休んだのに疲れてる3つの理由
- リズムの疲れ。年末年始は起床が遅れ、食事の時刻も不規則になります。厚生労働省の健康づくりのための睡眠ガイド2023は、休日に起床時刻が大きく遅れると体内時計が混乱し、時差ボケのような状態になるとしています。寝だめをした人ほど、それに近い状態で仕事始めを迎えることがあります。
- 人づきあいの疲れ。帰省、親戚、友人との集まり。楽しい予定でも、人と会い続ける日々は心の体力を使います。国立精神・神経医療研究センターのこころの情報サイトは、うれしい出来事も変化であればストレスの原因になることもあると説明しています。
- 切り替えの疲れ。休みの終わりが近づくほど、仕事のことを考えて気が重くなる。この「戻る前の憂鬱」は、実際に仕事が始まるより前から心を使っています。
休み明けに仕事へ戻るのがつらい感覚そのものはお盆明けの朝に仕事へ行きたくないときの過ごし方でも扱っています。この記事は、正月明け特有の「1週間の戻し方」に絞ります。
最初の1週間で心を戻す5つの方法
1. 起床時刻を、1日30分ずつ戻す
仕事始めの前日に一気に早起きしても、体内時計はついてきません。休み最終日の2〜3日前から、起床を30分ずつ前にずらします。起きたらカーテンを開け、朝の光を浴びます。ガイドは、起床後の朝日が体内時計をリセットすると説明しています。
2. 初日の午前は「読むだけ」にする
たまったメールやチャットを、初日の午前は読んで分類するだけにして、返信や判断は午後以降に回します。休み明けの頭で即答すると、ミスが増えて翌日の疲れになります。
3. 1月中旬まで、新しい目標を立てない
年始は「今年こそ」と目標を立てたくなる時期ですが、疲れている状態で立てた目標は重荷になります。Lumieメンタルケアマガジン編集部が勧めるのは、1月15日までは目標を立てず、「やめること」だけを一つ決めることです。たとえば「平日の夜更かし」。足す前に引くほうが、リズムが戻ります。
4. 休み中の楽しかったことを、一つ残す
帰省や集まりの疲れは、楽しかった記憶まで一緒に遠ざけます。誰と何をして楽しかったかを一行だけ書いておくと、疲れと楽しさを分けて持ち帰れます。
5. 最初の週末は、予定を入れない
仕事始めの週の土日は、回復のために空けておきます。世界保健機関(WHO)は、十分な睡眠が心身の両方に重要だとしています(WHO: Stress Q&A)。ただし寝だめは逆効果なので、起床時刻は平日と同じにして、昼間に休みます。
やってはいけないこと・よくある誤解
- 「休んだのに疲れてるのは甘え」と自分を責める。リズム、人づきあい、切り替えの3つが同時に動いたあとに疲れが出るのは、順当なことです。
- 正月明けの憂鬱を「転職のサイン」と即断する。切り替えの疲れと、仕事そのものへの違和感は別です。判断は2週目以降に回します。
- 最初の週末に遊びの予定を詰める。回復の週末がないと、2週目の月曜に正月明けがもう一度来ます。
疲れの戻り方を記録する
正月明けの疲れが「戻っている途中」なのか「悪化している」のかは、1週目と2週目を比べないと分かりません。朝の重さを5段階で、一行だけ毎日残してください。入口として、3分で終わる隠れストレスチェックがあります(無料・登録不要。医学的な診断ではなくセルフチェックです)。Lumieメンタルケアマガジンは、AI感情分析日記アプリ「Lumie」を提供するチームが運営するメディアです。5段階の数字と、その日の楽しかった一行を一緒に残す場所として、Lumieを使う人もいます。
2週間を過ぎても朝の重さが下がらず、眠れない日や気分の落ち込みが続いて生活に支障が出ているなら、相談窓口や医療機関に早めに相談してください。
よくある質問
正月明けの疲れはいつまで続く?
個人差がありますが、2週間を一つの目安にしてください。2週間を過ぎても朝の重さが変わらず、生活に支障があるなら、相談を検討してください。
仕事始めの前日に早起きすれば間に合う?
睡眠ガイドは起床時刻の大きな遅れが体内時計を混乱させるとしています。編集部の提案としては、休み最終日の2〜3日前から起床を30分ずつ前にずらし、朝の光を浴びることを合わせてください。
年始に目標を立てないのは後ろ向きではない?
後ろ向きではありません。疲れた状態で立てた目標は守れずに自責の材料になりやすいので、1月中旬まで先送りし、先に「やめること」を一つ決めるほうが続きます。
まとめ
休んだのに疲れてるのは、リズム、人づきあい、切り替えの3つが同時にずれたからです。起床を30分ずつ戻し、初日は読むだけ、目標は1月中旬まで立てず、楽しかったことを一行残し、最初の週末を空ける。寝て終わった休日に罪悪感が出る方は週末の罪悪感のほどき方、連休で崩れたリズムの戻し方は48時間リセット術も参考にしてください。
※本記事は情報提供を目的とし、医学的な診断・治療に代わるものではありません。
基礎情報・相談先
以下は記事固有の出典ではなく、こころの健康について確認できる公的な基礎情報と相談窓口です。
つらいときの相談窓口
- こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556
- よりそいホットライン(24時間) 0120-279-338
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的なアドバイスや診断、治療の代替となるものではありません。心身の不調が続く場合や深刻な悩みがある場合は、医師やカウンセラーなどの専門家にご相談ください。