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メンタルケア | 読了まで約6分

夏のだるさ・無気力は怠けじゃない|夏バテで疲れた心の整え方

夏のだるさ・無気力は怠けじゃない|夏バテで疲れた心の整え方
目次

エアコンの効いた部屋から一歩外に出ただけで、体も気持ちもどっと重くなる。やる気が出ない自分を「夏なのに、どうして動けないんだろう」と責めてしまう。そんな感覚はありませんか。

暑さで心まで疲れてしまうのは、あなたが怠けているからではありません。夏バテの無気力やだるさは、暑さと睡眠の乱れが重なって起こる、体からの自然なサインのことがあります。この記事では、その重さを少し軽くするセルフケアを順番に見ていきます。

夏のだるさは「気のせい」ではない

気温が上がると体は体温を保とうと自律神経をフル稼働させます。暑い屋外と冷房の室内を行き来するたび切り替えが繰り返され、知らないうちにエネルギーを消耗します。

さらに、寝苦しさで睡眠が浅くなると、日中の回復が追いつきません。国立精神・神経医療研究センターのこころの情報サイトでも、バランスの取れた食事・良質な睡眠・適度な運動が、こころの健康の土台になると説明されています。夏の不調は、その土台が暑さで揺らいだサインです。

気圧や天気で気分が沈みやすい時期でもあります。詳しくは梅雨や気圧の変化で気分が沈むときへ。

夏の無気力をつくる「3つのズレ」

夏の「動けなさ」は、3つのズレが重なって生まれます。どこでつまずいているかが見えると、打つ手を選びやすくなります。

睡眠の質が落ちて、回復しきれない

熱帯夜が続くと、眠っても体の回復が浅くなります。厚生労働省の健康づくりのための睡眠ガイド2023は、成人は6時間以上を目安に、ぐっすり眠れた感覚(睡眠休養感)を大切にするよう示しています。眠りが削られると、落ち込みやイライラも起きやすい。

生活リズムが後ろにずれる

日が長く夜も気温が下がりにくい夏は、就寝が遅くなりがちです。起きる時間までずれると体内時計が乱れ、午前中のだるさにつながります。

「楽しい夏」への期待とのギャップ

夏は「楽しまなければ」という空気が強い季節です。SNSの旅行やイベントの投稿と、動けない自分を比べて落ち込む。この期待とのギャップも、立派な心の負担です。

今日からできる、心を軽くするセルフケア

すべてを一度に変える必要はありません。続けられそうなものを、ひとつだけ選べば十分です。

まず睡眠を「立て直す」

寝る90分ほど前に湯船で体を温め、寝室を26〜28度に保つと寝つきがやわらぎます。完璧でなくてかまいません。まずは起きる時間だけを一定にするところから。詳しい工夫は睡眠の質を高める具体的な習慣にまとめています。

体を少しだけ動かす

WHOは身体活動についての情報の中で、体を動かすことが不安や落ち込みをやわらげると示しています。目安は週150分ですが、まずは涼しい時間の10分の散歩で十分です。

気持ちを言葉にして、外に出す

「だるい」「しんどい」と感じたら、その気持ちにそのまま名前をつけてみてください。頭の中でぐるぐるしていた感情を文字にすると、少し距離を取って眺められます。事実、感情の名前、次の小さな一歩の順でメモするのがおすすめです。

食べる・冷やしすぎないを意識する

食欲がなくても、冷たい飲み物だけで済ませると栄養もリズムも崩れます。温かい汁物やたんぱく質を少しずつでも口にすると、土台を支えられます。

やりがちだけど逆効果になりやすいこと

よかれと思ってやったことが、かえって消耗を深める場合があります。Lumieメンタルケアマガジン編集部がよく見かけるのは、次の2つです。

  • 休日に寝だめをする。その場は楽でも、体内時計がさらにずれ、月曜のだるさが増えやすくなります。
  • 「気合いが足りない」と自分を責める。責めるほど行動のハードルは上がります。まずは状態を認めることが回復の入り口です。

いまの自分の状態を見つめ直す

「自分がいま、どのくらい疲れているか」は、意外と自分では見えにくいものです。気持ちを言葉にする前の入口として、3分の心のバランスをみるセルフチェックを置いておきます(無料・登録不要)。

なお、このメディアはAI感情分析日記「Lumie」を提供するチームが運営しています。日々の気持ちを書きとめ、感情を言葉にするきっかけにどうぞ。

Lumieメンタルケアマガジンは、AI感情分析日記アプリ「Lumie」を提供するチームが運営するメディアです。

気分の落ち込みや無気力が2週間以上続く、眠れない日が増えるといったときは、ひとりで抱え込まず、かかりつけ医や地域の相談窓口に頼ってください。何をしても楽しめない状態が長引くと感じる方は、楽しめないときの対処法もまとめています。

よくある質問

夏バテで気分が落ち込むのはなぜ?

暑さで自律神経が消耗し、寝苦しさで睡眠が浅くなることが重なるためです。体の疲れが、そのまま気分の重さとして表れることがあります。

夏のだるさはいつまで続く?

多くは涼しくなると軽くなりますが、生活リズムが乱れたままだと長引きやすくなります。睡眠と起きる時間を整えることが、回復を早める近道です。

夏バテの無気力と「うつ」はどう違う?

これはセルフチェックの目安で、医学的な診断ではありません。強い落ち込みや興味の喪失が2週間以上続く場合は、医療機関への相談を検討してください。

夏でも気分を上げる簡単な方法は?

涼しい時間帯の短い散歩や、気持ちを一言メモするだけでも変化が生まれます。小さく、続けられることから試してみてください。

食欲がないときはどうすればいい?

冷たい飲み物だけに頼らず、温かい汁物やたんぱく質を少量ずつとるのがおすすめです。無理のない範囲で、回数を分けてかまいません。

まとめ:完璧な夏じゃなくていい

夏の無気力やだるさは、気合いの問題ではなく、暑さと睡眠の乱れが重なって起こる体のサインです。要点は3つです。

  • 起きる時間を一定にして、睡眠の土台を立て直す
  • 涼しい時間に、少しだけ体を動かす
  • 「だるい」と感じたら、その気持ちに名前をつける

うまくいく日も、いかない日もあると思います。それでも、今日の気持ちにひとつ名前をつけられたら十分です。春先の倦怠感が気になる方は、春の倦怠感(春バテ)への向き合い方もどうぞ。

本記事は情報提供を目的とし、医学的な診断・治療に代わるものではありません。

参考情報源

本記事は以下の公的機関・国際機関が公表する情報をもとに、Lumie編集部が作成しています。詳細は各リンク先の一次情報をご参照ください。

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的なアドバイスや診断、治療の代替となるものではありません。心身の不調が続く場合や深刻な悩みがある場合は、医師やカウンセラーなどの専門家にご相談ください。

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