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「感情日記をはじめたいけれど、何をどう書けばいいかわからない」。そう思って手が止まってしまう人は少なくありません。感情日記の書き方は、じつはとてもシンプルです。出来事ではなく「そのとき感じた気持ち」を主役にして、短く言葉にする。これだけで、頭の中のもやもやが少し整理しやすくなります。
この記事では、感情日記の書き方を4つのステップで解説し、そのまま使えるテンプレートと、シーン別の例文、続けるためのコツまでをまとめました。完璧に書く必要はありません。今日から、一行だけでも始められます。
感情日記の特徴|ふつうの日記との違い
感情日記とは、出来事の記録ではなく「自分の感情」に焦点を当てて書く日記のことです。ふつうの日記が「今日あったこと」を中心に書くのに対し、感情日記は「それをどう感じたか」を言葉にします。
気持ちを言葉にする(ラベリングする)と、漠然とした不快感に輪郭ができて、自分と切り離して眺めやすくなることが知られています。詳しくは感情のラベリングでストレスが和らぐ理由や、不安を書き出すと楽になる科学的な理由もあわせてご覧ください。
感情日記の基本の書き方4ステップ
むずかしく考えなくて大丈夫です。次の4ステップだけ覚えておけば、すぐに書けます。
- 出来事を一行で書く。「会議で発言できなかった」のように、事実だけを短く。
- そのときの感情に名前をつける。「くやしい」「不安」「ほっとした」など、ひとことで。
- 感情の強さを数値にする。0〜10で「くやしい=7」のように。波の大きさが見えてきます。
- 体の反応と、次の小さな一手を書く。「胃が重い/今日は早めに休む」。整理から、次の行動へ。
事実→感情→捉え直し→小さな一歩、という流れにすると、ただ気持ちを吐き出すだけよりも、考えが前に進みやすくなります。つらくなったときは、無理に深掘りせず中断してかまいません。
そのまま使える感情日記テンプレート3種
1. 3行テンプレ(忙しい人向け)
「①出来事/②感情とその強さ/③自分への一言」。例:「上司に指摘された/落ち込み6/よく気づけたね」。1分で書けます。
2. 感情ラベリング表
その日感じた感情を、思いつくだけ単語で並べるだけ。「焦り・安心・さみしさ」。書き出すこと自体が整理になります。
3. よかったこと+もやもや(2列式)
左に「よかったこと」、右に「もやもや」を1つずつ。ポジティブとネガティブをどちらも認める書き方です。
シーン別 感情日記の例文集
仕事でイライラした日
「会議で意見を遮られた/怒り7・くやしさ6/私はちゃんと準備していた。明日は最初に結論から話してみる」。
不安で眠れない夜
「明日の予定を考えると動悸がする/不安8/まだ起きていないことだ。今夜できるのは、明日の持ち物を1つ準備することだけ」。
楽しめないと感じた日
「好きだった動画も楽しめない/無感覚5/疲れて感度が下がっているのかも」。こうした状態が続くときは、楽しめない時の対処法もヒントになります。
うれしかった日
「友人がさりげなく気遣ってくれた/うれしさ8・安心7/こういう小さな出来事を覚えておきたい」。良い感情も、書くと記憶に残りやすくなります。
感情日記を続けるための5つのコツ
続かないのは意志が弱いからではなく、ハードルが高すぎることがほとんどです。次の工夫で、ぐっと続けやすくなります。
- 完璧に書かない。一行でも、単語ひとつでも記録のうちです。
- 時間と場所を固定する。「寝る前にベッドで」など、既存の習慣にくっつけると忘れにくくなります。
- 書けない日も責めない。空白も、その日の調子のサインです。
- アプリを使う。手書きが続かない人は、スタンプで気分を選ぶだけでも始められます。AI感情分析日記『Lumie』なら、選んだ気持ちにAIがそっと言葉を返してくれるので、書くことが思いつかない日でも続けやすくなります。(このメディアはLumieを提供するチームが運営しています。)
- ときどき読み返す。1週間に一度、感情の波を眺めると、自分のパターンに気づけます。
書いても気持ちが晴れないと感じたら
感情日記は「記録」が目的になると、ネガティブな出来事を繰り返し思い返して、かえってつらくなることがあります。そんなときは、記録から一歩進んで「なぜそう感じたのか」を見つめる視点が役立ちます。考え方のヒントは記録より分析が必要な理由や、感情コントロールの完全ガイドにまとめています。
いまの心の状態を知りたいときは、心のバランスを3分でチェック(無料・登録不要)から始めてみるのもおすすめです。
よくある質問
感情日記は毎日書くべき?
毎日でなくて大丈夫です。書きたいとき、気持ちが動いたときだけでも十分に役立ちます。続けやすさを最優先にしてください。
ネガティブなことばかり書いてもいい?
かまいません。ただし同じ不快な出来事を延々と掘り下げると反芻が強まることもあるため、最後に「次の小さな一手」を一言添えると整理しやすくなります。
手書きとアプリ、どちらがいい?
続けやすいほうが正解です。じっくり書きたい人は手書き、ハードルを下げたい人はアプリ、と気分で使い分けてもかまいません。
まとめ
感情日記の書き方は、①出来事を一行、②感情に名前、③強さを数値、④体の反応と次の一手、の4ステップだけ。テンプレートを使えば、今日から一行で始められます。うまく書ける日も、書けない日もあると思います。それでも、今日の気持ちにひとつ名前をつけられたら、それで十分です。
心の不調が長く続くときや、つらさが強いときは、ひとりで抱えこまず専門の窓口に頼ってください(参考:こころの情報サイト(国立精神神経医療研究センター)、WHO Mental Health)。本記事は情報提供を目的とし、医学的な診断・治療に代わるものではありません。
参考情報源
本記事は以下の公的機関・国際機関が公表する情報をもとに、Lumie編集部が作成しています。詳細は各リンク先の一次情報をご参照ください。
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こころの情報サイト(国立精神・神経医療研究センター)
精神疾患・こころの健康に関する公的情報ポータル
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厚生労働省「e-ヘルスネット」
生活習慣病予防・健康増進のエビデンス情報(こころの健康)
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World Health Organization — Mental Health
WHO によるメンタルヘルスの国際的ガイドライン
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国立精神・神経医療研究センター
精神・神経疾患の研究と臨床に関する国立センター
つらいときの相談窓口
- こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556
- よりそいホットライン(24時間) 0120-279-338
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的なアドバイスや診断、治療の代替となるものではありません。心身の不調が続く場合や深刻な悩みがある場合は、医師やカウンセラーなどの専門家にご相談ください。