メンタルヘルス用語集
自律神経の乱れ
じりつしんけいのみだれ
自律神経の乱れとは
活動モードの交感神経と休息モードの副交感神経の切り替えがうまくいかず、だるさ・不眠・気分の不調などが現れる状態の通称です。
自律神経は、心拍・体温・消化など体の働きを自動で調整している神経で、活動時に優位になる「交感神経」と、休息時に優位になる「副交感神経」がバランスを取り合っています。ストレス、不規則な生活、気圧や気温の急変などでこの切り替えがうまくいかなくなると、だるさ、頭痛、不眠、動悸、気分の落ち込みなど心身のさまざまな不調として現れるとされています。
対処の基本は、睡眠・食事・軽い運動のリズムを整えること、そして「ゆっくり長く息を吐く」呼吸のように副交感神経を優位にする時間を意識的に作ることとされています。不調が長く続く場合は、他の病気が隠れていないか医療機関で確認することが推奨されます。
乱れやすい場面としては、季節の変わり目や寒暖差の大きい時期、夏の冷房と屋外の温度差、夜遅くまでの画面時間、生活リズムの急な変化などが挙げられています。「なんとなく不調だが原因が分からない」ときは、ここ数週間の環境の変化を振り返ってみると、心当たりが見つかることがあります。
整える習慣の具体例としては、起床時間を固定して朝の光を浴びる、シャワーだけでなく湯船につかる、就寝前はゆっくり長く息を吐く呼吸(例:4秒吸って6秒吐く)で休息モードへの切り替えを促す、などが紹介されています。すべてを一度に変えるのではなく、続けられそうなものをひとつ選んで数週間試すのが現実的です。
整えるうえでは、夜のカフェインやアルコール、就寝直前までの画面時間など、切り替えを妨げやすい習慣を減らす方向の工夫も紹介されています。また、「自律神経の乱れ」は日常語としては便利な一方、正式な診断名ではないため、不調が数週間続く場合は自己判断で完結せず、内科などで体の病気が隠れていないかを確認することが勧められています。
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参考情報
※ 本ページは一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断・治療の代わりになるものではありません。
心身の不調が続く場合は、医療機関や公的な相談窓口にご相談ください。